インプラント検診の重要性~長くインプラントを使用するために~|名古屋の歯科医院・テルミナ歯科クリニック

インプラントコラム「咬める喜び」COLUMN

インプラントコラム「咬める喜び」
装飾医院情報

医療法人エルザ会 テルミナ歯科クリニック

  • 住所
    〒450-0002
    愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
    JR名古屋駅コンコース
    ファッションワン内
    ※アクセスの利便性も良いため、名古屋近郊以外にも、岐阜・三重からの患者様にもご来院いただいております。
  • 電話番号
    0120-455-758
  • 診療時間

    月・火・水・金

    9:30~18:30

    土・祝

    9:00~18:00

  • 休診日

    木曜・日曜

海外でのインプラント学会にて

インプラント治療の研究の様子

インプラント学会の同士

海外のインプラント学会

咬める喜び180

1回法インプラントと2回法インプラントの生物学的側面

テルミナ歯科クリニック
副院長鳥村 亜矢

インプラント治療を行う場合に使用するインプラントは、世界的に数千種類以上あるとされています。
その中で大きく分けて、インプラントとアバットメント(支台)の接合部を骨のレベルに持ってくるタイプ(図1:2回法)と、歯肉のレベルに持ってくるタイプがあります。
この2種類のインプラントには、マイクロギャップといわれる極くわずかな隙間が存在するか、しないかの違いがあります。
インプラントは、失った天然歯の代わりとなって機能しますが、天然歯とインプラントには大きな違いがあり、天然歯にはマイクロギャップは存在しません。また、インプラントは天然歯と同じようにクリーニングを行ってプラーク(歯垢)を取り除かないと、インプラント周囲炎という病気になります。
なぜこのように2種類のインプラントが存在するかは、インプラントを適用する症例の違いによって、どちらを選択するかで決定されると私は考えています。
私は、できる限り1回法(マイクロギャップが無い)インプラントを使用するようにしています。昨年、バレンシア(スペイン)のPremium Dayと称されるインプラント学会に参加した時も、このマイクロギャップについて議論されました。もちろん、過去様々な研究論文によっても、このマイクロギャップの存在について長期間にわたって議論されています。
口腔内には多くの種類の細菌が存在することがわかっています。この細菌がマイクロギャップに住みついたり、インプラント内部に侵入することによって細菌叢を形成し、炎症が発生する可能性があることが知られています。
私は、インプラントをできる限り清潔な状態に保つことが、長期にわたってインプラントを機能させる大事な条件だと考えています。

■2019/08/30