インプラント検診の重要性~長くインプラントを使用するために~|名古屋の歯科医院・テルミナ歯科クリニック

インプラントコラム「咬める喜び」COLUMN

インプラントコラム「咬める喜び」
装飾医院情報

医療法人エルザ会 テルミナ歯科クリニック

  • 住所
    〒450-0002
    愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
    JR名古屋駅コンコース
    ファッションワン内
    ※アクセスの利便性も良いため、名古屋近郊以外にも、岐阜・三重からの患者様にもご来院いただいております。
  • 電話番号
    0120-455-758
  • 診療時間

    月・火・水・金

    9:30~18:30

    土・祝

    9:00~18:00

  • 休診日

    木曜・日曜

海外でのインプラント学会にて

インプラント治療の研究の様子

インプラント学会の同士

海外のインプラント学会

咬める喜び141

コーチカルプレート法

テルミナ歯科クリニック
院長鳥村 敏明

下顎の奥歯には大きな骨の吸収が時々あり、垂直的にも水平的にも骨の造成をしなければならない場合、日本では患者さんの骨盤(腸骨)から採取した大きな骨(ボーンブロック・骨ブロック)を利用する腸骨移植という方法があります。 このような自家骨利用法は、多くの症例に対応できますが、患者さんへの負担が非常に大きくなります。
一方、ドクター・クーリーは、大きな骨欠損に大きな骨ブロック移植を行うことは、大きな骨ブロックの活性化が難しいという理由で、あまり良い方法でないと言っています。ドクター・クーリーは、下顎の親知らずの横から後方の骨のブロックを採取して、その表面の硬い骨(コーチカルボーン)を厚さ2mm程度の薄さの板状にした物を利用し、スクリュウで固定してできた空間に骨補填材と自家骨を粉砕した物を填入する方法を採用しています。これによって、効果的に骨造成することができますが、この方法もまだ患者さんには負担が大きいのです。
このような大規模な骨移植を行う新しい対処法として、厚さ1mmの安全な人工コーチカルプレートを利用する方法があります。コーチカルプレートを大きな骨欠損部に立て、スクリュウで固定して空間を作り、骨補填材と自家骨を入れて骨造成を行う方法です。この方法でも効果的な結果を得ようとすれば、患者さんの自家骨を採取しなければならない点で、患者さんの負担は少しあります。
これらの先人の努力には、本当に頭が下がります。
現在、私がインプラント治療を行う際に常に考えていることは「少ない費用で」「腫れない」「痛まない」「出血しない」「短時間オペで」「回数少なく」「オペ後1週間でセラミック冠装着」「長持ちさせる」「ヨーロッパ最新機能を組み込んだインプラントを使用」そして、どうしても骨や歯肉造成を行う時は「100%安全で効果的な材料を使用する」ことです。
つまり、このような考え方に基づいて、できる限り骨造成を行わないようにしています。

■2016/05/26