インプラント検診の重要性~長くインプラントを使用するために~|名古屋の歯科医院・テルミナ歯科クリニック

インプラントコラム「咬める喜び」COLUMN

インプラントコラム「咬める喜び」
装飾医院情報

医療法人エルザ会 テルミナ歯科クリニック

  • 住所
    〒450-0002
    愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
    JR名古屋駅コンコース
    ファッションワン内
    ※アクセスの利便性も良いため、名古屋近郊以外にも、岐阜・三重からの患者様にもご来院いただいております。
  • 電話番号
    0120-455-758
  • 診療時間

    月・火・水・金

    9:30~18:30

    土・祝

    9:00~18:00

  • 休診日

    木曜・日曜

海外でのインプラント学会にて

インプラント治療の研究の様子

インプラント学会の同士

海外のインプラント学会

咬める喜び170

健康な骨とビタミンD

テルミナ歯科クリニック
副院長鳥村 亜矢

先日の朝日新聞のコラムに“ビタミンD欠乏症の子、増加中”というタイトルで、ビタミンDに関する記事が掲載されていました。
ビタミンD欠乏症は、多くの病気の引き金になりますが、子供の骨の発育不良や“くる病”の引き金にもなることも報告されています。
ビタミンDは太陽光線を浴びることによって解決できるのですが、近年では紫外線を浴びることによる皮膚ガンを恐れるあまり、過度に太陽光を浴びないようにする若者や子供が増えています。
ビタミンDが欠乏すると、骨の成長だけでなく、糖尿病・高血圧・骨代謝制限・心臓血管病・ガン・免疫システム不全などの疾患にも関わってくるという報告もあります。
インプラント治療には、健康な骨が必要です。
骨粗鬆症予防のためにビスフォスフォネート薬が処方されている方は、インプラント治療を希望する場合に必ずその治療を受けていることを術者に伝える必要があります。ビスフォスフォネート薬の処方はインプラントだけでなく、抜歯や歯石除去の処置によっても顎骨エシを引き起こす恐れが有ります。
骨粗鬆症は、骨が弱くてもろいために簡単に折れる状態にあり、晩年の骨粗鬆症や骨折のリスクは、小児期に形成された骨の量と、成人期に失った骨の量に関係しているとも言われています。
晩年の骨粗鬆症や骨折を防ぐ方法の一つは、若いうちに骨を強くしておくことが大切です。
ビタミンDは、食事からのカルシュウムの吸収を促進し、体内からのカルシュウム喪失を減らすだけでなく、カルシュウムを骨に沈着させて骨の質を高める重要な役割を担っています。
まさに、小児期に体内のビタミンD値を改善すれば、骨の強度 が高まることも期待できるのです。また、ビタミンDの欠乏は、母親が妊娠中に浴びる太陽光の不足も一因になっていて、1,100人の新生児の頭蓋骨調査の結果によれば、新生児の約2割に「頭蓋ろう」という症状が認められ、それはビタミンD欠乏症によって引き起こされたという調査報告もあるのです。
ビタミンDを補うには、適度に太陽光を浴びるとともに、ビタミンDを多く含む食品を食べることはもちろん、サプリメントなどによって補うことも推奨できると考えています。

■2018/10/25