インプラント検診の重要性~長くインプラントを使用するために~|名古屋の歯科医院・テルミナ歯科クリニック

インプラントコラム「咬める喜び」COLUMN

インプラントコラム「咬める喜び」
装飾医院情報

医療法人エルザ会 テルミナ歯科クリニック

  • 住所
    〒450-0002
    愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
    JR名古屋駅コンコース
    ファッションワン内
    ※アクセスの利便性も良いため、名古屋近郊以外にも、岐阜・三重からの患者様にもご来院いただいております。
  • 電話番号
    0120-455-758
  • 診療時間

    月・火・水・金

    9:30~18:30

    土・祝

    9:00~18:00

  • 休診日

    木曜・日曜

海外でのインプラント学会にて

インプラント治療の研究の様子

インプラント学会の同士

海外のインプラント学会

咬める喜び27

ボーンスプレッディング法

テルミナ歯科クリニック
院長鳥村 敏明

バイコーチカル&GBR図1、2をご覧下さい。これは歯周病で外側の骨が大きく吸収してなくなった左上4番のインプラント埋入の症例です。

骨の頂点(歯槽頂)から約7ミリ大きく骨が吸収しているので、通常ならインプラント埋入以前にGBR(骨移植)をやっておかなければなりません。しかし、GBRをすれば骨ができるまでに4〜6ヶ月もの期間が必要になるだけでなく、オペが2回必要になって費用が余分にかかってしまいます。

こうした場合、インプラントの埋入と同時にGBRを行うことができれば患者さんへの負担を軽減できます。この症例の場合は、インプラント埋入時に歯槽頂で少しインプラントを止めることができましたが、固定としては完全ではありませんでした。

そこで、上顎の骨の中にある上顎洞という空洞にインプラントの先端を約2ミリ入れてしっかり「固定」できるようにしました。
この上顎洞をインプラント埋入時に「固定源」として使用する“バイコーチカル”という方法は、GBRの時だけでなく、インプラント埋入時に仮の冠やブリッジを入れて当日から使えるようにする(即時加重、イミディエートローディング)時にも利用します。

特にGBRは繊細な処置が必要となるので、大きな骨の欠損があってGBRを行なわなければならない場合の「インプラントの固定」はオペ成功のための必要条件となりますから“バイコーチカル”が役立つのです。

■2006/12/26