インプラント検診の重要性~長くインプラントを使用するために~|名古屋の歯科医院・テルミナ歯科クリニック

インプラントコラム「咬める喜び」COLUMN

インプラントコラム「咬める喜び」
装飾医院情報

医療法人エルザ会 テルミナ歯科クリニック

  • 住所
    〒450-0002
    愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
    JR名古屋駅コンコース
    ファッションワン内
    ※アクセスの利便性も良いため、名古屋近郊以外にも、岐阜・三重からの患者様にもご来院いただいております。
  • 電話番号
    0120-455-758
  • 診療時間

    月・火・水・金

    9:30~18:30

    土・祝

    9:00~18:00

  • 休診日

    木曜・日曜

海外でのインプラント学会にて

インプラント治療の研究の様子

インプラント学会の同士

海外のインプラント学会

咬める喜び148

インプラントも天然歯もバクテリアとの戦い

テルミナ歯科クリニック
院長鳥村 敏明

インプラントを長持ちさせるには、定期検診が重要です。
定期検診には、インプラントセラミック冠のプラーク(汚れ)検査があり、それには色素を使って染め出しを行います。
その結果、赤い色に染まった所が多い人は、おのずとインプラントの感染症であるインプラント周囲炎になる可能性が高くなります。
近ごろ、インプラント周囲炎が世間の話題になっていますが、これはなにも最近になってからの発見ではなく、15年以上も前から分かっていたことです。
天然歯を良く磨くことで、80歳以上の年齢になっても28本の歯がすべてそろっている人がいます。インプラントでも清掃状態の良い人は、まったくインプラント周囲炎がなく、インプラント周囲の骨吸収もほとんどないことが多いのです。
口の中は、体中で一番菌の数が多く、菌の種類も一番多い部位です。
このような条件下でインプラントを一生長持ちさせるためには、食後急激に増える菌の数を減らせるように、食後30分以内のブラッシングが必要になります。その場合、歯磨き剤で泡立った口をゆすがずに、そのままインプラント間をはじめ、天然歯とインプラント間、あるいは天然歯間にも歯間ブラシを入れて清掃します。
当クリニックでは、このような磨き方とともに、ブラシに付ける歯磨き剤に併用して消毒薬の利用をおすすめしています。
その消毒薬を併用すれば、効果的な抗菌作用が得られ、歯肉の上のインプラントセラミックやブリッジ、さらには天然歯周囲の清掃・制菌状態を高めることができます。
そのほかにも、歯肉の下のインプラントセラミックやアバットメント(インプラントに接続する土台)、そしてインプラント本体の清掃などに、クリニック用デンタルフロスを使って清掃する仕方をおすすめしています。この場合も消毒薬を正しく利用することによって、歯肉の下のインプラントの構造を直接機械的に清掃できるだけでなく、除菌を行うことも不可能ではありません。
以上のように、毎日の口腔清掃を行うことで、インプラントも天然歯もバクテリアとの戦いに勝利し、一生使用するということも夢ではなくなると思っています。

■2016/12/15