インプラント検診の重要性~長くインプラントを使用するために~|名古屋の歯科医院・テルミナ歯科クリニック

インプラントコラム「咬める喜び」COLUMN

インプラントコラム「咬める喜び」
装飾医院情報

医療法人エルザ会 テルミナ歯科クリニック

  • 住所
    〒450-0002
    愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
    JR名古屋駅コンコース
    ファッションワン内
    ※アクセスの利便性も良いため、名古屋近郊以外にも、岐阜・三重からの患者様にもご来院いただいております。
  • 電話番号
    0120-455-758
  • 診療時間

    月・火・水・金

    9:30~18:30

    土・祝

    9:00~18:00

  • 休診日

    木曜・日曜

海外でのインプラント学会にて

インプラント治療の研究の様子

インプラント学会の同士

海外のインプラント学会

咬める喜び86

天然歯と似た構造

テルミナ歯科クリニック
院長鳥村 敏明

インプラントには、しっかり咬める、隣在歯を削らない、他の歯にバネをかけるなどの負担をかけない、天然歯のような自然感があるなどの利点があげられます。
その一方で、オペが必要、治療期間がかかる、費用が自費などと言ったデメリットもあります。
しかし、一番大きな利点は成功率の高さで、10年間の成功率は一般的に96%〜98%と言われています。この成功率の高さが、デメリットを大きくカバーしてインプラント治療を希望する患者さんが増えているのが現状です。
インプラントは、周囲の高さや厚さなどの骨の量を維持することによって、長く使い続けることができるので、周囲の骨量の維持が重要になってきます。通常は、インプラントが骨と結合して上部構造のセラミック冠を装着した後、1年後には1.5〜2ミリの骨吸収が起こります。これは上部構造周囲の歯肉の結合組織が、土台からインプラント体の壁面に沿ってダウングロース(下方成長)してくるので骨吸収がはじまり、その後も量は少なくなりますが、持続的に起こります。
BioHorizons(BH)インプラントにはその上部にレーザーで付けた細かい8ミクロンと12ミクロンの横構、つまりレーザーロックがあります。歯肉の結合組織がインプラント体までダウングロースしてくると、細かい横溝の部分でそれに沿って今度は水平に成長し始めます。そして、歯肉の結合組織はレーザーロックの横溝と結合することにより、ダウングロードが止まって骨吸収しにくくなるため、インプラントを長く使うことができるようになるのです。
インプラント体と骨が結合している上部で歯肉結合組織がレーザーロック部と結合している状態は、天然歯の歯根が骨に植わって歯根上部に歯肉結合組織が接着している状態と同じ様な形になっています。このレーザーロックは、BHインプラントが特許を持っていますので、唯一BHインプラントに付いた構造となります。
他社には、上部に機械的な溝を掘ったインプラントもありますが、結合組織のダウングローズを止めることも、その部分に歯肉が結合することもできません。まさしく、インプラントは新しいテクノロジーによって、日々進化し続けています。

■2011/10/01